2016年4月11日、発作性心房細動に対するクライオバルーンアブレーションを開始しました。
従来「高周波エネルギー」を用いてアブレーションを行ってきましたが、短時間でより確実な治療を実現するため「クライオバルーンアブレーション」が日本でも導入されました。これは心房細動の中でも「発作性心房細動」に対して行われ、従来はカテーテルで1点1点肺静脈の周囲をアブレーションしていたのに対し、バルーン状のカテーテルを肺静脈に挿入し、冷気ガスを送気することで標的部位を円周状に一括で冷却することで肺静脈隔離術を行います。バルーンカテーテルによる均一な一括冷凍焼灼により短時間で確実な心房細動治療が可能となることが期待されます。